CSS 2日目
第10章:文字・文章のスタイルを定義
文字・文章のスタイルを定義
文字色を定義する:color
color: 色の値;
参考リンク:色番号参考
16進数 色番号
光の三原色R(Red)、G(Green)、B(blue)の強さを
00(0:暗い)~ff(255:明るい)で指定する
16進数
10進数 色番号
※半透明の場合は「rgba」「rgb」を使用する
古い表記
不透明度:0(透明)~1(不透明)で指定
今後主流になるモダン表記
不透明度:0% ~ 100%(不透明)で指定
h1 {
color: #ff5722;
}
h2 {
color: rgb(156 39 176 / 70%)
}
検証ツールで色番号を抽出
検証ツール上で適当な色の番号を確認できたら
番号をCSSファイルにコピペする
Can I use でブラウザの CSS対応状況を確認
画面上部の <Can I use [ ]?> 検索部分に調べたいプロパティ名やキーワードを入力することでブラウザ対応状況が表示される。
各ブラウザのバーションが書いてあって、バージョン毎に対応しているかどうか確認ができる。赤くなっている所は対応していない。
文字サイズを定義する:font-size
font-size: 文字サイズの値;
代表的な値 | 解説・記述例 |
単位付きの数値 | 単位付きの数値で大きさを指定 |
キーワード | 決められたキーワードで指定 small medium large等 ※あまり使われない |
h1 {
color: #ff5722;
font-size: 20PX;
}
「font-size: 100%;」はそのtextが属する親の要素の文字の大きさが基準になるので
思い違いが起きやすい。
※必ず検証ツールで確認をする
検証ツール:デザインを一時的に無効化
デザイン定義の左側にある「チェックボックス」を使って一時的にデザイン定義を無効化できるので
変更前後の確認に便利
文字の太さを定義する:font-weight
font-weight: 太さの値;
代表的な値 | 解説・記述例 |
normal | 標準の太さ |
bold | 太字 |
数値 | 細い100~900太い 100刻みの数値 |
基本書体で使用する数値
400:標準の太さ(normal)
700:太字(bold)
pre {
font-weight: 700;
}
文字のスタイルを定義する:font-style
font-style: 斜体の値;
代表的な値 | 解説・記述例 |
normal | 標準(斜体じゃない) |
italic | 斜体 |
pre {
font-weight: 700;
font-style: italic;
}
文字の装飾を定義する:text-decoration
text-decoration: 装飾の値;
代表的な値 | 解説・記述例 |
none | 装飾しない |
underline | 下線をつける |
line-through | 取り消し線をつける |
overline | 上線をつける |
pre {
font-weight: 700;
font-style: italic;
text-decoration; underline;
}
青文字&下線の表示はリンクと間違えやすいため、使用するのは避ける
●検証ツール:デザインを試してみる
既に入っている値を消してカーソルをあてると候補の値が出てくるので、
検証するのに便利
行揃え定義する:text-align
text-align: 行揃えの位置;
ブロックレベル要素内の文章を、左揃え、右揃え、中央揃え、両端揃えにできる
定義した要素自体の表示位置を変更するわけではないので注意
代表的な値 | 解説・記述例 |
left | 左揃え |
center | 右揃え |
right | 中央揃え |
justify | 最終行を除いて両端揃え |
p {
text-align: right;
}
書体を定義する:text-family
text-family: 優先度1番の書体名, 優先度2番の書体名, …, キーワード;
font-family プロパティで指定した書体が閲覧者のPCに存在する場合のみ適用される
body {
font-family:
"Helvetica Neue",
Arial,
"Hiragino Kaku Gothic ProN",
Meiryo,
sans-serif;
}
↑ゴシック体指定時によく使う記述
各OSの標準書体をそれぞれ指定することが多い。
種類 | 書体名 | キーワード |
ゴシック体 | メイリオ、ヒラギノ角ゴシック、Arial | sans-serif |
明朝体 | MS P明朝、ヒラギノ明朝、Times | serif |
OS使用書体 | Yu Gothic UI、Meiryo、ヒラギノ角ゴシック、 San Francisco | system-ui |
等幅フォント | MS ゴシック、MS 明朝、Osaka-Mono | monospace |
筆記体 | Comic Sans MS など | cursive |
装飾フォント | Monotype Corsiva など | fantasy |
ブラウザによって表示フォントが違う
font-familyを指定することで異なるブラウザでも表示フォントを統一でき、見た目を揃えることができる。
※デザイン性の高いフォントを使いたい場合はWebフォントを利用する
実際に使用する際には「ググる」(年度の新しい情報を探す)⇒コピペ
使用しているPCに入っている書体が確認できる便利なサイト
行間を定義する:line-height
line-height: 行間の値;
代表的な値 | 解説・記述例 |
nomal(初期値) | ブラウザが判断して高さを指定 |
単位付きの数値 | 単位に応じた数値で高さを指定 |
単位なしの数値 | 数値にフォントサイズを掛けた値で高さを指定 |
単位なし数値で文字の重なりを防ぐ
※基本的に「line-height」は「単位なし数値」で指定する
文字に影を付ける:text-shadow
text-shadow: 横方向位置 縦方向位置 ぼかし 色;
(text-shadow: ○○px ○○px ○○px #○○○○;)
「ぼかし」「色」は省略可能
h1 {
color: #ff5722;
font-size: 20px;
text-shadow: 2px 2px #ccc;
}
値に複数の設定を入れていくときに、半角空白で区切るものと「,」で区切るものがあるので注意
Webフォントの使い方:Google Fonts
メリット:必ずその書体で表示される
デメリット:インターネット環境がないと表示されない
表示速度が遅い ※多くても2・3書体
Google Fonts 欧文フォント(無料)
https://www.google.com/fonts
使用したいフォントを選択したら、右側のウィンドウから@importを選んで
「@import ~ ;」までコピー
※CSSファイルに持っていくため、<style>は入れない
CSSファイルの先頭にペースト!
「@import ~ ;」まで
font-familyに指定する「フォント名」をコピー
font-familyプロパティの一番優先度が高い場所にWebフォントの書体を追記する
検証ツールでCSSエラー箇所を探す
プロパティや値の記述ミス
- プロパティや値の記述ミス
記述した定義に「!」マークと「打消し線」が表示されるので確認して修正する - プロパティと値の間にある「:」や「;」抜け
記述した定義に「!」マークと「打消し線」が表示されるので確認して修正する
「;」抜けの場合には次に指定した定義も一緒に打ち消される
color: #ff5722 font-size: 60px; ↓
- プロパティと値の間にある「:」「;」を全角文字で記述
テキストエディタでは見つけづらい記述ミス。
セレクタの記述ミス
セレクタ開始の「{」や終了の「}」を忘れてしまう
h1
color: #ff5722
font-size: 60px;
検証ツールに自分が定義したスタイルが「セレクタごと表示されない」
※デザインが一気に消えてしまっている時には「セレクタ部分に問題がある」可能性が高い。この場合は中括弧{}のセットが揃っていないところがないか確認すればOK
確認のポイントは「デザインが反映サレテイナイセレクタ」もしくは「そのセレクタより上に記述されているセレクタ」の開始「{」終了「}」がセットになっているか
第11章:背景色・背景画像のスタイルを定義
背景色・背景画像を定義
背景色を定義: background-color
background-color: 色の値;
初期値は「transparent(透明)」
body {
background-color: #d2d2ee;
}
背景画像を定義: background-image
body {
background-color: #d2d2ee;
background-image: url(画像の場所);
}
絶対パス・相対パスで記述
背景画像を定義:background-repeat
body {
background-color: #d2d2ee;
background-image: url(画像の場所);
background-repeat: 繰返しの値;
}
代表的な値 | 解説・記述例 |
repeat(初期値) | 縦・横方向ともに繰返し表示 |
repeat-x | 横方向(x軸方向)に繰返し表示 |
repeat-y | 縦方向(y軸方向)に繰返し表示 |
no-repeat | 繰返し表示させず、1枚のみ表示 |
背景画像の表示開始位置を定義:background-position
●キーワードで背景画像の表示開始位置を定義
background-position: キーワード キーワード;
例)background-position: right top;
background-position: top right;
代表的な値 | 解説・記述例 |
left(初期値) | 左寄せ |
right | 右寄せ |
top(初期値) | 上寄せ |
bottom | 下寄せ |
center | 中央寄せ |
単位付き数値 | 要素内の左上基準点からの距離 マイナス値の指定可能 ※横方向 縦方向 順に指定 |
●数値で要素の左上を起点に背景画像の表示開始位置を定義
background-position: 横方向数値 縦方向数値;
background-position-x: 横方向数値;
background-position-y: 横方向数値;
例)background-position: 200px 400px;
●キーワード位置を起点に数値で背景画像の表示開始位置を定義
background-position-y: キーワード 数値 キーワード 数値;
例)background-position: right 200px bottom 400px;
背景画像の固定・移動を定義:background-attachment
background-attachment: 固定・移動の値;
代表的な値 | 解説・記述例 |
scroll(初期値) | スクロールと共に背景画像も移動 |
fixed | 背景画像が固定されスクロールしても動かない |
背景画像のサイズを定義:background-size
background-size: キーワード;
background-size: 幅の数値 高さの数値;
例)background-size: 200px 400px;
代表的な値 | 解説・記述例 |
---|---|
auto(初期値) | 幅・高さ共にautoの場合は画像本来の数値 幅・高さのどちらかを変更している場合は縦横比を維持して自動拡大・縮小 |
contain | 背景画像を切り取らずに表示 背景画像が表示されない箇所が発生する可能性あり できるだけ大きく表示されるよう縦横比を維持して拡大・縮小 |
cover | 背景画像で要素のすべての領域を覆うように表示 背景画像が表示されない箇所が発生しない できるだけ大きく表示されるよう縦横比を維持して拡大・縮小 背景画像の上下または左右が切り取りされる可能性あり |
単位付き数値 | 指定した値にサイズを変更して表示 幅・高さ両方を指定した場合は縦横比が変更される可能性あり マイナス値は指定できない 記述例)background-size: auto 100px; background-size: 100% auto; ※グラデーション指定時のautoは非推奨 |
背景のスタイルを一括定義:background
background:背景色 背景画像 繰返し 表示位置 固定移動;
background:背景色 背景画像 繰返し 表示位置/サイズ 固定移動;
※「background-size」を一括指定に含めるときは要注意
「background-position」を省略することができなくなり「表示位置 / サイズ」の順で指定して「/」で区切ることが必須になる。「表示位置 / サイズ」がセットになっていれば値の位置は自由。
サイズ「background-size」を一括指定に含めるとルールが複雑になるので、
サイズのみ一括指定から外して記述してもOK
※個別指定は一括指定の下に記述する
指定していない値は初期値になる
body {
/*
background-color: #e4f3ff;
background-image: url(../img/line01.png);
background-repeat: repeat-x;
background-position: top 10px center;
background-size: auto 10px;
*/
background: #e4f3ff url(../img/line01.png) repeat-x top 10px center/auto 10px;
}
「position」の< top 10px center >は各値に半角空白が入るが、セットで記述する必要がある
グループにclass名を付けてデザインを指定する
<.クラス名>←ドット始まり!
.box {
min-height: 300px;
}
.favorite1 {
background-color: #fcc;
background-image: url(../img/cat01.png);
background-repeat: no-repeat;
background-position: right bottom;
background-size: 200px auto;
}
.favorite2 {
background: #ffc url(../img/rabbit01.png) no-repeat right bottom;
background-size: 200px auto;
}
.favorite3 {
background: #ccf url(../img/frog01.png) no-repeat right 30px bottom 10px;
background-size: 230px auto;
}
背景画像を提供するサイト
1つの要素に対して背景画像を複数指定
●一括指定
background:
前面の背景画像一括指定,
背面の背景画像一括指定 背景色;
※注意※背景色は最後の一括指定にのみ記述する
最後の一括指定以外に背景色を記述するとエラーになる
background: url(img/bg_top.png) repeat-x center top/500px auto,
url(img/bg_bottom.png) repeat-x center bottom/auto 40px,
#d2d2ee url(img/bg01.jpg) no-repeat center top/cover fixed;
●個別指定
background-○○○○:
前面の個別指定の値,
背面の個別指定の値;
background-color: #e4f3ff;
background-image:
url(../img/line01.png),
url(../img/line02.png);
background-repeat:
repeat-x;
/*
値を一つだけ指定すると
複数画像すべてにその設定は反映される
*/
background-position:
top 10px center,
bottom center;
background-size:
auto 10px,
auto 30px;